最近、中東情勢の緊迫や世界各地での災害など、海外で生活する日本人にとって「安全情報」がますます重要になっています。
そんな時、日本政府から直接情報を受け取るための仕組みが 在留届(ORRnet) です。
しかし実際には以下のような人も多くいます。
- 赴任してから登録していない
- 登録方法がわからない
- 帰国したのに解除していない
この記事では、海外赴任・海外移住する人のために以下をわかりやすく解説します。
- 在留届とは何か
- 登録するメリット
- オンライン登録方法
- 帰国時の解除方法
在留届(ORRnet)とは

在留届(ざいりゅうとどけ)とは、海外に3ヶ月以上滞在する日本人が、日本大使館・領事館に提出する届出です。

外務省が運営するオンラインシステム ORRnet(Overseas Residential Registration) を使えば、インターネットで簡単に登録できます。
これは単なる任意サービスではなく、旅券法第16条に基づく制度でもあります。
なぜ在留届が重要なのか
海外では、日本国内のように日本政府からの安全情報が自動的に届くわけではありません。
そのため、事件・災害・政情不安などが発生した際に、在留届が登録されている人には日本大使館から直接連絡が届く仕組みになっています。
特に以下のようなケースでは非常に重要になります。
- 政情不安やテロ
- 戦争・紛争
- 自然災害(地震・洪水など)
- パンデミック
- 避難勧告
実際に、過去の災害や紛争時には、在留届をもとに日本人の安否確認や避難誘導が行われました。
在留届を出すメリット
1 日本政府から安全情報が届く
事件や災害が起きた場合、現地の日本大使館から以下のような情報が届きます。
- 治安情報
- テロ警戒情報
- デモや危険地域の情報
- 災害情報
- 避難情報
2 緊急時に安否確認をしてもらえる
大きな災害や事件が起きた場合、大使館は在留届の情報をもとに日本人の安否確認を行います。
家族が日本にいる場合でも、状況を確認してもらえる可能性があります。
3 日本大使館のサポートを受けやすい
海外生活では、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
その際、大使館・領事館のサポートを受けられる場合があります。
- パスポート紛失
- 事故・事件
- 拘束やトラブル
- 災害時の支援
在留届の登録方法(オンライン)
在留届はオンラインで簡単に登録できます。
登録サイト
外務省の「ORRnet」から登録できます。
- メールアドレスを入力し仮登録
- メールに届いたURLから、アカウント用のパスワードを設定。
- 在留届を提出するための情報を入力
登録に必要な情報
- 氏名
- パスポート番号
- 現地住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 滞在予定期間
- 家族情報(帯同家族)
登録自体は5〜10分程度で完了します。
3ヶ月未満の人は「たびレジ」
海外旅行や短期出張など、3ヶ月未満の滞在の場合は在留届ではなく「たびレジ」というサービスがあります。
たびレジに登録しておくと、滞在国の安全情報をメールで受け取ることができます。
帰国する人は「在留届の帰国届」を出す
意外と忘れがちなのが帰国時の手続きです。
海外赴任や海外生活が終わり、日本へ帰国した場合は在留届の帰国届を提出する必要があります。
解除方法
ORRnetにログイン
↓
「帰国届」を提出
↓
完了
こちらも数分で手続きできます。
解除しないとどうなる?
帰国後に在留届を解除しない場合、以下のようなことが起きる可能性があります。
- 日本に帰国しているのに安否確認の対象になる
- 大使館から不要な連絡が届く
- 海外在住者として登録されたままになる
海外赴任終了後は忘れずに帰国届を出しましょう。
海外赴任・海外移住する人は必ず登録しておこう
海外では、日本とは違うリスクがあります。
事件、災害、政治不安など、いつ何が起きるかわかりません。
その時に、日本政府から直接情報を受け取るための仕組みが在留届です。
登録は10分程度で終わるので、海外に3ヶ月以上滞在する人は必ず登録しておきましょう。
まとめ
- 海外3ヶ月以上 → 在留届を提出
- オンラインで5〜10分で登録可能
- 災害・事件時に日本政府から安全情報が届く
- 帰国したら「帰国届」を提出する






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